パブリックスピーキング、リーダーシップ、ディベートの教室
AEBSアカデミー
The Invitation to Become a Leader
AEBSアカデミーとは
AEBSは、東京大学をはじめとするアジアのトップ大学の学生による国際NPO団体です。
AEBSアカデミーでは、AEBSやハーバード大学の講師からパブリックスピーキング、リーダーシップ、ディベートの3つのスキルを身に着けることができます。
国際社会で求められるスキル
グローバル化の進む現在の国際社会では、異なるバックグラウンドを持つ者と協働して主体的に価値を創造できる、グローバル人材が求められています。グローバル人材に最も必要なスキルは、ずばりコミュニケーション能力です。
特にAIが単純作業を行うこれからの時代には、AIにない創造性や高度なコミュニケーション能力が問われてきます。実際に、80%以上の企業が人材の採用時にコミュニケーション能力を最も重視することが明らかになっています。
AEBSアカデミーでは以下の3つのプログラムを通してコミュニケーション能力を伸ばすことで、国際社会で活躍できる人材を育成しています。
コース概要
1. パブリックスピーキング入門
クラス1では、パブリックスピーキングの基本を紹介します。パブリックスピーキングとは何で、私たちはどうしてそれを練習する必要があるのでしょうか?大学入学や、ひいては就職に当たって、スピーチ力が重視されるのはどうしてでしょうか?学生たちはゲームやウォーミングアップを通じてスピーチや意見形成に慣れ、その後、有名な演説の鑑賞・分析を通じてスピーチが効果的かつパワフルであるゆえんを理解します。
2. ボディランゲージ
クラス2では、効果的なスピーチに欠かせない、ボディランゲージ、アイコンタクト、表情のつくり方に注目します。学生たちは、良いボディランゲージとそうでないボディランゲージの違いを学び、また異なる表情によって様々な感情を伝えることを学びます。
3. 聴衆を知る
話す内容と同じくらい重要なのが、誰に話しているのかということです。クラス3では、聴衆のバックグラウンド、感情、そして欲求を理解し、聴衆に合わせたスピーチをつくる練習をします。学生たちは、年上の聴衆、若い聴衆、自分と意見の同じ聴衆、意見の異なる聴衆など、異なる”タイプ”のオーディエンスに対して即興でスピーチを行います。
4. スピーチ内容
スピーチ時の効果的な表現方法を学んだのち、クラス4ではスピーチの内容それ自体に注目します。学生たちは、スピーチの様々な目的や、聴衆を惹きつける内容を選ぶことの重要性、そしてその内容を効果的に構成・表現することを学びます。このクラスでは、学生の選んだトピックのブレインストーミングを通して、実際にスピーチを書き始めます。
5. スピーチ実践
クラス5の前半では、学生たちはコースインストラクターとUTアシスタントからアドバイスを受けつつ、自身のスピーチを書き上げ、推敲します。クラスの後半では、各学生が2分のスピーチを行った後、フィードバックを行い、コース修了証を授与します。
1. リーダーシップ入門
まず最初にリーダーシップの概念を紹介し、学生には良きリーダーが持つべき資質について考えてもらいます。クラス1では、学校やコミュニティにおける小規模のリーダーシップから、グローバルスケールのリーダーシップに至るまで、生活のあらゆる側面におけるリーダーシップの重要性に光を当てます。学生は、アイスブレイクゲームやアクティビティを通じて、自身の好きなリーダーと、なぜそのリーダーが好きなのかを話し合い、リーダーとしての素質を磨きます。
2. 目標設定とリソース活用
クラス2では、リーダーや革新者が修得すべき2つの重要な基本スキル、「目標設定」と「リソース活用」に注目します。学生は、大きな目標・夢を設定したのち、それを実現可能な小さなステップに分解することを学びます。次に、学生はリーダーとして持てるリソース(資金や物資、人材等)を最大限に有効活用する術を学びます。クラス2の最後には、小規模のグループに分かれ、各種リソースを活用しつつ自身の学校やコミュニティを改善する計画を立ててもらいます。
3. 課題解決と交渉
クラス3では、良きリーダに必要なさらに2つの重要なスキル、「課題解決」と「交渉」を学びます。学生は、課題を取り上げ、それのもたらす影響を分析し、解決に必要な行動を考えます。次に、学生は利害関係者との交渉術を学び、利害が異なる場合の合意形成方法を会得します。このクラスでは、インタラクティブなロールプレイングを通じて、様々な状況下における交渉と課題解決をシミュレーションしてもらいます。
4. ソーシャルイノベーション
クラス4では、国連総会という場面を想定し、今までに培ったリーダーシップスキルを実践してもらいます。学生は国連代表として、地球課題に取り組むプロジェクトの提案を課されます。小グループに分かれて与えられた課題のリサーチを行い、解決策の概要をまとめたポスターを作ります。
5. 国連総会
いよいよ国連総会の時間です。クラス5の始めは各グループの提示するソーシャルイノベーション策のブラッシュアップにあて、残りの時間で各グループのプレゼンテーションとそれに関する議論を行います。最後にコース終了証を授与します。
1. ディベート入門
コース1では、ディベート術、様々なスタイル、そして全体的な構造に関する導入を扱います。学生は、リサーチを通じたケース作り、効果的な伝え方、そして要約方法について学びます。ディベートチャンピオンのディベートを分析し、なぜ彼らのディベートが効果的なのかを理解します。
2. ブレインストーミングとケースづくり
学生は大きなグループに分かれて取り上げたい議題をブレインストームし、ディベートキャンプの最終日にはその議題のもとでディベートトーナメントを行います。ディベートではどちらの立場にもなりうるため、学生は議題の両立場についてリサーチを行います。学生は各立場に割り当てられたのち、与えられた時間とリソースを使ってリサーチを行い、力強い議論の構築に必要な要素を学びます。
3. 反駁と要約
クラス3では反駁・反論ポイントに注目し、学生には反論ポイントを素早く考える練習に取り組んでもらいます。この日は、反対サイドの主張を予想することにより、主張の核心を捉え、より良きディベーターになることを目指します。またこのクラスでは、聴衆や審判にとって議論の構築が常に明確かつわかりやすいものであるよう、主張を効果的に要約する方法にも注目します。
4. 表現力と準備
学生は、最後のクラスで行われる模擬トーナメントの準備をします。より力強く効果的な表現力を鍛える練習を通じて、最後のクラスに向けてケースを推敲してもらいます。個々人に対して表現力とわかりやすい伝え方に関する指導がなされ、学生は説得力や人を惹きつける力を強化します。
5. 模擬トーナメント
最後の授業では、ディベートキャンプを通じて学んだことを発揮する集大成の場として、模擬ディベートトーナメントを行います。形式は勝ち抜きトーナメントとし、学生は組になって互いにディベートを行い、審判がフィードバックを与えます。. クラスの最後では、学んだことと個人に対する将来に向けた改善アドバイスの振り返りを行います。講師はコース終了証を授与するとともに、模擬トーナメントで勝ったチームを表彰します。